今回はWordpress(ワードプレス)のギャラリープラグイン「Unite Gallery」について図解説したいと思います。Unite Gallery には無料の「Unite Galley Lite」もあるので、その機能の違いも含め解説したいと思います。無料でもかなり使えるおすすめのギャラリーです!!

ワードプレスの素敵なギャラリー
Unite Gallery のインストールと設定

1.Unite Gallery と Unite Gallery Lite の違い

Unite Gallery と Unite Gallery Lite の最も大きな違いは、Lite の方はひとつのギャラリーに追加できる写真の枚数に12枚という制限があることです。12枚は少ないですが、複数のギャラリーの作成はもちろん可能ですので、12枚でも使い方によっては十分と判断される場合もあるでしょう。Lite をインストールして使ってみることによって、Unite Gallery の購入を決める前に、十分にテストができます。また、Lite で作成したギャラリーは、Unite Gallery を購入した後で継続して利用可能ですので、気軽にテストが可能です。

2.Unite Gallery Lite のインストール

1)プラグインを検索しインストールする

ワードプレスのダッシュボードの「プラグイン」>「新規追加」から、「Unite」と入力して検索し、インストールをクリックします。

2)Unite Gallery Lite を有効化する

Unite Gallery Lite の有効化をクリックし有効化します。有効化されると、ワードプレスのダッシュボードに「Unite Gallery」の項目が追加されます。

3.Unite Gallery Lite の利用方法

1)ギャラリーを作成する

(1) Create New Gallery
ワードプレスのダッシュボードから「Unite Gallery」をクリックします。

Unite Gallery のページが表示されるので、

「Create New Gallery」をクリックします。

下記のギャラリーテーマを選ぶパネルが表示されるので好きなのを選びます。今回は「Default Theme」を選びます。(※それぞれがどんなイメージとなるのかについては、下のほうの補足説明をご覧ください。)

※ Unite Gallery Lite は Create New Gallery するときのテーマを後で変更することはできませんが、 Unite Gallery は設定画面で変更可能です。そういった機能制限はありますが、全てのテーマを試すことが可能です。

下記のギャラリーの基本設定画面が表示されるので、それぞれの項目を入力します。項目を入力したら「Create Gallery」をクリックします。

  • Gallery Title:タイトルです(日本語も使用可能です)
  • Gallery Alias:ギャラリーの目印となるエイリアス(英数のみです)
  • Item Category:写真のカテゴリーを分ける機能があります
  • Full Width:ページ横最大表示するかどうかの設定です(選ぶと下記Widthは消えます)
  • Width、Height:ギャラリーの大きさです(はみだすとレスポンシブ対応し同比率で縮小されますので、写真の比率 900:600 なんて良いかもしれません)

下記のように、ギャラリーの枠が作成され設定画面が表示されます。タイトルとエイリアスは先ほど入力した値になっています。またギャラリーのショートコードは「unitegallery + エイリアス」となります。

(2) ギャラリーに写真を追加する

ギャラリーに写真を追加するには、上部タブから「Items」をクリックし下記画面を表示します。

「Add Images」をクリックします。

下記のようにメディアライブラリが表示されるので、ギャラリーに追加する写真を選びます。Ctrlキー等で複数選択することも可能です。ファイルをこの時点でアップロードすることも可能です。写真を選んだら画面右下の「Insert」をクリックします。ちなみに WebP や Jpeg2000 といった次世代フォーマットの画像でもサイトが対応していれば問題ありません。(※ Lite だと写真はいくらでも追加できるのですが12枚までしかギャラリーに表示されません)

2)ページにギャラリーを配置する

サイトのページにギャラリーを配置するには、Unite Gallery のショートコード(プログラムを実行させるための短い記号のようなもの)をコピーして貼り付けます。

(1) ショートコードをコピーする

ショートコードは作成したギャラリーの Settings に Gallery Shortcode として書かれています。

ワードプレスのダッシュボードから「Unite Gallery」をクリックします。

ショートコードを表示したいギャラリーを選び、その名前をクリックします。あるいは「Edit Settings」をクリックします。

下記のように設定画面が表示されるので「Gallery Shortcode」の枠内のコードをコピーします。

(2) Unite Gallery のショートコードをページに配置する
ページのブロックの追加から、「ショートコード」をクリックし追加します。

コピーした Unite Gallery Shortcode を枠内に貼り付けます。

下記のように表示されます。 Default Theme では、写真を中央に拡大表示し、下にサムネイルのバーがつく構造となります。このギャラリーはサイトの訪問者が自由に表示写真を選べるだけでなく、自由に拡大縮小したり、全画面表示したりできるようになっています。無料ですが非常に高機能で素敵なギャラリーです。

以上で基本的な操作は終わりです。Unite Gallery は本当に素敵なギャラリーを簡単にサイトに配置できます。写真系のサイトをされている方に特におすすめします。以下に Unite Gallery のライセンス購入及びインストールの方法と、テーマの表示サンプルについて記載しておきます。参考にしてください。

4.Unite Gallery のライセンス購入とインストール

無料でしばらく Lite を使ってみて12枚以上の写真をギャラリーに表示させたくなったら、ライセンスを購入することができます。一度ライセンスを購入すると、Unite Gallery の将来にわたる更新がすべて権利に含まれ無料でアップデートを受けることができます。また、6か月間の質問サポートを受けることができます。

1)Unite Gallery のライセンス購入方法

ワードプレスのダッシュボードの「Unite Gallery」をクリックします。

下記のように、This is a Lite Version of ・・・ と書いてあるところの「Get It Now!」をクリックします。

下記のように Unite Gallery – WordPress Gallery Plugin のページに飛ぶので、「Buy Now」をクリックします。現在の価格は 29US$ です。

アカウントの作成となるので、氏名、メールアドレスを入力し「Next」をクリックします。

下記のように表示されるので、ユーザーネーム(ログインIDとなる)とパスワードを入力し「Create account & continue」をクリックします。もし宣伝がいらなければ「Send me tips・・・」のチェックを先に外します。

支払い明細が表示されるので、クレジットカード決済を選んで決済すると、 割とすぐに登録したメールアドレスあてに、プラグインの Purchase code (ライセンスキー)と、ダウンロードリンクが送られてきます。

2)Unite Gallery のファイルダウンロード

送られてきたメールの My downloads をクリックすると、ダウンロードのページに飛びます。ちなみに、Unite Gallery のページの右上の「Sign In」からサインインして、「Downloads」をクリックしても同じダウンロードページに飛びます。

下記のようなダウンロードページから「Download」をクリックします。

ワードプレスにインストールするファイルが欲しいので「Installable WordPress file only」を選びます。

ファイルがダウンロードされます。任意の場所に保存しましょう。

3)プラグインファイルのアップロード

ワードプレスのダッシュボードの「プラグイン」>「新規追加」から、上部にある「プラグインのアップロード」をクリックします。

下記のように表示されるので「ファイルを選択」をクリックします。ファイルを選択のパネルが表示されるので、先ほどダウンロードしたファイルを選択し、「今すぐインストール」をクリックします。

インストールが終わったら「プラグインを有効化」としたいのですが、先に Lite を停止します。そうしないと、エラーが出てしまいます。

4)プラグインの有効化の前に Lite は停止してから有効化

「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」をクリックします。

下記のように並んでいるので、Lite を停止し、Unite Gallery の方を有効化します。

プラグインを有効化しましたと表示されれば完了です。

ちなみに停止を忘れて有効化しようとすると下記エラーになりますが、Lite を先に停止してあげれば問題ありません。

補足.Unite Galley の各テーマの表示サンプル

① Default Theme

② Compact Theme

デフォルトと似ていますが、画像の最大化ボタン等がなくなりコンパクトになっています

③ Grid Theme

下部がグリッド表示になります

④ Slider

画像スライダーのみのシンプルなテーマです

⑤ Video Gallery

ビデオ再生用のギャラリーです。ビデオは、 Youtube 、 Vimeo 、 HTML5 ( MP4 、 WebM 、 OGV )、 Wistia に対応しています

⑥ Tiles – Columns

タイル状に敷き詰めた形のギャラリーです。 Masonry Style とも言われます。 写真の配置はコラム状です

⑦ Tiles – Justified

タイル状に敷き詰めた形のギャラリーです。 Masonry Style とも言われます。 写真の大きさのほうがカラムにあわされています

⑧ Tiles – Nested

タイル状に敷き詰めた形のギャラリーです。 Masonry Style とも言われます。 写真の大きさを変え入れ子状に配置されます

⑨ Tiles Grid

完全なタイル状配置です。写真は切り抜かれます

⑩ Carousel

カルーセル表示となります

Unite Gallery はとても素敵なギャラリーをサイトに設定できます。 Lite 版でも12枚までという制限はありますけど、ほとんどの機能を利用できます。非常に素晴らしいと思います。おすすめです!!

Unite Gallery Lite もそのひとつですが、無料でインストールできる、表示の綺麗な写真ギャラリープラグインを5つ選んでみました。参考にしてみてください。

表示の綺麗な写真ギャラリー 無料プラグイン Top 5 2019 ワードプレス

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